北空に見える北斗七星はおおぐま座の一部、北極星はこぐま座の一部です。北斗の斗とは柄杓(ひしゃく)の意味だそうです。ひしゃくをかたどる七つの星の内1個だけが3等星ですが残りは2等星です。その為目立ちやすく昔から様々の話が作られています。
おおぐまもこぐまも熊にしてはしっぽが長いのは、神様にしっぽをつかまれ投げ上げられた時に伸びたと北米の星座伝説では言われています。又、四角を馬車にその他の三つの星を車を引く馬となぞらえているところもあります。
北斗七星のしっぽの先から2番目の星ミザールは有名な二重星で、昔アラビアでは視力検査に使われたと言われています。視力に自信のある人はミザールのすぐそばにもう一つの星アルコルが見えるかを確かめて見てください。先ほどの馬車の話ではアルコルは御者だそうです。
北斗七星のひしゃくの二つの星を5倍ぐらい延長すると北極星にたどり着きます。
それじゃ又! RAINYでした。
※4月7,8,9,10,14,15,16,17 5月7,8,9,26,27,28,29に「星を見ようよプラン」の特典で星空散策を行います。
冬は一年の中でも1等星が多い季節ですが、そのなかでも、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバラン、ふたご座のポルックス、オリオン座のリゲル、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウスの6つの1等星を結ぶと巨大な六角形ができあがります。
これが「冬の大六角形」または「冬のダイヤモンド」と呼ばれている星の並びです。
今は、その中に赤いルビーのような火星が光っています。近くには同じような色をしたおうし座のアルデバランとオリオン座のベテルギウスがあって、今年限定の赤い小三角形を形作っています。
そして、こちらのほうが有名ですが、オリオン座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウスを結んで出来る三角形を「冬の大三角形」と呼んでいます。
夜空にはけっこう三角やら四角やら五角やら曲線やら多いんですよ!
それじゃまた!RAINYでした。
※この写真は満月の日に撮った数枚の写真を合成・加工したものです。星の位置が怪しいのはご容赦ください。
※4月7,8,9,10,14,15,16,17 5月7,8,9,26,27,28,29に「星を見ようよプラン」の特典で星空散策を行います。
星座界のスーパースターオリオン座は、赤いベテルギウスと白いリゲルの二つの一等星を持ちます。
日本ではその色の対比から、それぞれ「平家星」「源氏星」とも呼ばれていました。ベテルギウスは星の最後を迎えつつある赤色長巨星で表面温度が3000度ほどしかないので赤く見えます。
対してリゲルは生まれて数百万年しか経っていない若い星で、白色や青白い色をした星が多いオリオン座の中でも際立って青白く明るく輝いています。リゲルの表面温度は12000度もあり、太陽の3万倍もの明るさの光を放っています。仮に全天で最も明るい恒星のシリウスの距離まで近づけたとしたら、リゲルは半月よりも明るく輝くことになります。しかし、あまりにも明るく輝き過ぎるためにエネルギーの消費も早く、あと一千万年ほどで燃え尽きてしまうのだそうです。星の色なんて考えたこともない方は見比べて見てください。
また、オリオンには肉眼で見ることが出来る星雲もあります。場所はオリオンの三ツ星の下方縦に並んだ小三ツ星の真ん中。これがオリオン座大星雲M42です。双眼鏡で見てみると鳥が羽を広げたような雲にも見えます。
この星雲が輝いているのは星雲の中心にある生まれたばかりの星トラペジウムによって照らされているためです。トラペジウムは生まれてわずか数十万年しか経っていません。1億年を1年に短縮すると地球は46才のおじさん。トラペジウムは今日生まれたことになります。
このようにオリオン座は星の生まれてから終わるまでを一時に見ることが出来る星座なのです。
それじゃまた!RAINYでした。
※4月7,8,9,10,14,15,16,17 5月7,8,9,26,27,28,29に「星を見ようよプラン」の特典で星空散策を行います。晴れればいいですね。
「おうし座」 オリオン座の右手で赤っぽい1等星アルデバランとその周辺に集まる星がV字型を作っています。この星々をヒアデス星団といい、このV字が牛の顔でアルデバランが血走った目、そして周りの星を含めた全体として大きなおうしの姿を作っています。
このおうしはゼウスが化けた白牛が正体のようですが、星座絵を見るとオリオンとおうし(ゼウス)がすばるを取り合っているようにも感じられます。
その有名な「すばる」(プレアデス星団)は肉眼でも数個の星を数えることができます。ギリシャ神話ではプレアデスの七姉妹と呼ばれ、おうし座のヒアデスの七姉妹とは異母姉妹の関係だそうです。
日本では清少納言が「ほしはすばる」と謳いました。よくすばるは自動車会社の表記からスバルと書かれている例がありますが、古来、星が一つに集まっているところから「統ばる」と呼んでいたことが語源となっていることからお分かりのように実は「すばる」は日本語なのです。
すばるの実態は生まれて間もない大質量の星の群れで、双眼鏡を使うと青白いガスに囲まれた輝きが確認できます。
この星々が夜空に見えなくなった4月、レゾネイトは春本番となって、高原にはミニチュアのような美しい花がたくさん咲く季節となります。
それじゃ又!、RAINYでした。
※4月7,8,9,10,14,15,16,17 5月7,8,9,26,27,28,29に宿泊プランの特典の1つとして星空散策を行なうこととなり、私が星空の説明をする事になりました。(さあたいへん)
※私の自家用車はプレアデス星団(すばる)の中の星の名前がついている二代目の車です。
冬の夜空といえば、全天一明るい星・シリウスをはじめとした、にぎやかな星の集まりを思い浮かべます。でももし機会があれば、はるか下の、地平線や水平線あたりに注目してみてください。そこには、見れば幸運を呼ぶ星・カノープスが輝いているかもしれませんよ。
カノープスは本来白い恒星で、その明るさはおおいぬ座シリウスについで恒星として全天で二番目です。しかし、北半球ではあまり高く昇ることのないカノープスは、南の地平線すれすれに現れる奇妙な赤い星として知られるようになりました。(星も低いところにあると夕日と同じように赤く見えるのです)
中国ではこの星を、「南極老人星」や「寿星」と呼んでいます。南極老人とは、日本の七福神の寿老人あるいは福禄寿の元になった神様で、長寿をつかさどるとされてきました。そのためこの星を見ることは縁起がよいとされ、特に、一目見ると寿命がのびるという話が有名です。(赤い色はお酒に酔ったところを見立てているようです。)
レゾネイトクラブくじゅうからはほぼ南、阿蘇の方角に真夜中にかけてひっそりと見えるときがあります。
この星は日本でも南の方で寒い時にしか見えない幸運星です、ご自宅から見えるかどうかこの機会に確かめてみてはいかがでしょうか?
それじゃ又!RAINYでした。
※写真は2008年3月1日夜9時に「ほしを見る丘」から撮ったものです。
来週、12月14日21時ごろから15日4時ぐらいまでの間、年間三大流星群の一つふたご座流星群が極大を迎えます。(ふたご座流星群の活動時期は12月5日から18日頃です)
ふたご座流星群は最近では極大の時は一時間当たり70個ほども見え、夏のペルセウス座流星群をしのぐほどの流星群になっています。
ふたご座は暗くなった時には東の空から昇って こようとしていますし、今年は月も20時ごろには沈んでしまいますので今年の観察条件は最高です。
今年はふたご座のそばに接近している火星がルビー色に光っていますので場所の目印も大丈夫です。
寒さ増すこの頃ですが、温泉の湯冷ましに星空を眺めてはいかがでしょうか?
私も今年は初めての流星の撮影にトライしてみようかと思っています。
それじゃまた!RAINYでした。
(写真にはクリスマスツリーの上にオリオン座とおうし座とシリウスが写っていますが見えるでしょうか?)
1年を通じて星の輝きが最も美しい冬の久住高原。好天日には、くじゅう連山の山上に降り注ぐ満天の星座群がご覧頂けます。
そこでホテルより星座散策会のお知らせです。
ホテル敷地内にある「星を見る丘」ではクリスマスにちなんで12月22日、23日、24日、25日の4日間、星座や星の神話に詳しいホテルのスタッフによる星空散策会を実施します。どうぞ、「聖夜に星を眺めながら流れ星を探すロマンティックな一夜」をお楽しみ下さいませ。(ばたやん)
毎年10月中旬から下旬にかけて活動するオリオン座流星群が、10月22日2時~5時ごろにかけて日本での極大を迎えます。
流星は連続して流れるわけではありませんが、国立天文台の予報によりますと例年の一時間あたり10個~20個より多少多く流れるようです。
予報時刻は数時間ぐらいはずれる可能性もありありますので、流星群の放射点が昇ってくる10月21日22時ごろから夜が明けてくる22日5時ぐらいまでが流星を見るチャンスとなります。
流星を見るのにはテクニックは別に無く、空の暗い所でなんとなくちょっと長い間、夜空を眺めているだけです。
ただ、すでに久住の夜間は気温10度を割り込もうとしています。空を眺められるときはぜひ防寒の用意をお願いいたします。
それじゃまた! RAINYでした。
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