冬の夜空といえば、全天一明るい星・シリウスをはじめとした、にぎやかな星の集まりを思い浮かべます。でももし機会があれば、はるか下の、地平線や水平線あたりに注目してみてください。そこには、見れば幸運を呼ぶ星・カノープスが輝いているかもしれませんよ。
カノープスは本来白い恒星で、その明るさはおおいぬ座シリウスについで恒星として全天で二番目です。しかし、北半球ではあまり高く昇ることのないカノープスは、南の地平線すれすれに現れる奇妙な赤い星として知られるようになりました。(星も低いところにあると夕日と同じように赤く見えるのです)
中国ではこの星を、「南極老人星」や「寿星」と呼んでいます。南極老人とは、日本の七福神の寿老人あるいは福禄寿の元になった神様で、長寿をつかさどるとされてきました。そのためこの星を見ることは縁起がよいとされ、特に、一目見ると寿命がのびるという話が有名です。(赤い色はお酒に酔ったところを見立てているようです。)
レゾネイトクラブくじゅうからはほぼ南、阿蘇の方角に真夜中にかけてひっそりと見えるときがあります。
この星は日本でも南の方で寒い時にしか見えない幸運星です、ご自宅から見えるかどうかこの機会に確かめてみてはいかがでしょうか?
それじゃ又!RAINYでした。
※写真は2008年3月1日夜9時に「ほしを見る丘」から撮ったものです。
こんばんは。RAINYさんの星情報、星好きの私としてはレゾスタガイドの楽しみの一つになっています。
カノープスは私が住む北海道から見られないこともあり、一度見てみたい星のひとつです。
写真を見ても、レゾネイトの周辺は空が暗いことが、よく分かりますね。
投稿情報: なかやす | 2008-03-03 23:26