冬の夜空といえば、全天一明るい星・シリウスをはじめとした、にぎやかな星の集まりを思い浮かべます。でももし機会があれば、はるか下の、地平線や水平線あたりに注目してみてください。そこには、全天で2番目に明るい星・カノープスが輝いています。
カノープスは-0.7等の白い恒星で、その明るさはシリウスの-1.5等についで恒星として全天で2番目です。しかし、北半球ではあまり高く昇ることのないカノープスは、かつてはその明るさよりも、南の地平線すれすれに現れる奇妙な赤い星として知られるようになりました。
中国ではこの星を、「南極老人星」や「寿星」と呼んでいます。南極老人とは、日本の七福神の寿老人あるいは福禄寿の元になった神様で、長寿をつかさどるとされてきました。そのため、この星を見ることは縁起がよいとされ、とくに、一目見ると寿命がのびるという話が有名です。【以上 AstroArts参照】
このカノープスですが、ホテルが860m位置にあることもあり南側に面したお部屋では、この時期22時を過ぎる頃に宮崎県境の祖母・傾山の間に顔を出します。(春先まで見えます)見ることで長寿が得る星、願いをかなえたい方はご予約時に南側のお部屋をリクエストされてみてください。
但し、南のお部屋も限りがありますので、先着順となりますので予めご了承ください。 (副番頭)
◆中央に白く輝いているのがシリウス(天狼星)です。 地球から見える恒星で太陽の次に明るい星です。 ホテルから見えるカノープスは、もう少し高い位置に見えます。
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