このなんでもない写真は2004年6月8日の金星日面通過中の太陽を投影板に映して撮ったものです。
これは日本では実に130年ぶりの現象で、前回は1874年(明治7年)におきていて、アメリカ・フランス・メキシコの観測隊が日本遠征を行なって横浜・神戸・長崎で観測を行なったものです。明治7年というと汽車が品川・横浜間を走って2年後しか経ってなく電灯が無かった時代です。芥川龍之介が生まれる18年前で、アメリカ隊に同行していた日本人写真家はあの有名な坂本竜馬の写真を撮った人でした。で、何のために観測したかというと、地球と太陽の距離を測ろうとしたんですね。日本は絶好の観測地だったのです。
時は流れて2004年6月8日、大分県はずっと曇りで太陽は見えませんでした。もう夕方であきらめかけていた時、雲が晴れてなんとか見ることができました。
次の機会は2012年6月8日ですので、お見逃し無く。なぜならその次は2117年までありませんから。
それじゃ又!RAINYでした。
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