◎水曜日と日曜日の「レゾスタガイド」ではホテル敷地内の自然散策路内にて春から初夏にかけて咲く花々の{先取り花便り}をお届けしています。
<花便り 第5話 オキナグサ>
葉や茎、つぼみまでも白い毛に覆われているところから蓬髪の老人に例えられ{翁草}との
名があり、花期にはうつむき加減に美しい赤紫色の花を咲かせます。以前は草原にポツンと
咲いている姿を見かけることもありましたが、最近、その数はめっきりと減ってしまいました。
理由は毒性をもつ植物の為、草原に放牧されている牛もまわりの草は食べてもこの花は
食べません。その為、この花だけが目立ってしまい残念ながら採られてしまうことが多いからです。
この花のように数が減りつつある貴重な植物は「トルなら写真、採って帰らず写真に撮って帰る」
このことを是非ともお願いしたいと思います。
*種も白い毛に覆われ羽毛のように軽い。花期が
終わると春風に乗って大草原のかなたへ飛んで
いくのでありました。(ばたやん)
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