国道57号線から国道325号線を南阿蘇へ向かっていると、途中“地獄温泉”と書いた看板がでてきます。
「地獄ってなんなん!?」
と気になり、帰って雑誌を調べたのが1年前。そこには
「江戸時代から湯治宿として親しまれていた。湯治客に評判なのは“すずめの湯”。浴槽に仕切りのある混浴の泥湯だ」と書いていました。
「気になるけれど、混浴かぁ…。どうしようかなぁ」
と思って月日が経っていたのです。
やっぱり気になると思った私は、南阿蘇に行った帰りに行ってみることにしました!
奥の奥まで狭い山道を上がっていき、ようやくついたのが地獄温泉“清風荘”です。
昔ながらの温泉宿という風格を醸し出している門構えをくぐり、受付のフロントへ。400円を払い、地図をもらいます。“清風荘”には数箇所の温泉が点在しており、好きな温泉に入ることができるのです。
私は目的が“すずめの湯”なので、まずはそこに向かっていきました。でも、とてもじゃないけれど入る勇気はないなぁという温泉(苦笑)男性の方が多かったので、諦めました。
次に向かったのが“仇討ちの湯”という露天風呂で、女風呂から男風呂が覗けるという変わったお風呂です。脱衣所からも浴槽に行くまでも覗けてしまう、ちょっと恥ずかしいお風呂です。でも誰も入ってなかったので男湯が見える角度から写真を撮ってみました(笑)ただ、温度がとっても熱く、とてもじゃないけれど中に入ることができませんでした。後で聞いたら普段は42度とちょうどいい温度らしいですが、この時は50度くらいあったような…。自然のものなので温度が変わるそうです。“仇討ちの湯”はうっすら白色のお湯でした。
「あ~全然浸かれず帰るのは後悔するなぁ」
と思い、もう一度“すずめの湯”へ。するとなんとか入れるような状況だったので、今がチャンスとササッと入ることに!“あつめのゆ”と“ぬるめのゆ”の2種類があり、“あつめのゆ”に入りました。ここも結構熱かったのですが、入れないほどではなかったです。泥湯といってもドロドロしているのではなく、泥は見当たりません。濃い乳白色で、硫黄の匂いが強かったです。なんといってもおもしろいのが、浴槽の底からプクプクと泡がでてくること。
「まさに地獄だ!」
と思いました。茹でられている気分になりました(笑)
“すずめの湯”の横には脱衣所兼、内湯があります。ちょうど良い温度で、一番入りやすいお湯でした。建物は木の造り、雰囲気のあるお風呂で、気に入りました。泉質も外の泥湯よりは薄くなりますが似た乳白色です。
一度入ってみる価値はあるなぁと私は思います。勇気と機会があったらぜひ行かれて見て下さい♪
(ますちゃん)
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