11月の第3日曜日には、フランスのブルゴーニュ地方で盛大なお祭りが催されます。第3木曜日のボジョレー・ヌーボーのようにマーケッティング戦略のひとつとして仕立て上げられたお祭りではなく、こっちは19世紀から続く本物のお祭りです。オスピス・ド・ボーヌと呼ばれる施設で、世界最大の慈善ワインオークションが開催されています。
オスピスは病院を意味し、ボーヌはブルゴーニュにある街の名前です。つまりオスピス・ド・ボーヌとは「ボーヌの病院」という意味です。15世紀、当時はブルゴーニュ公国と呼ばれていましたが、その財務長官でニコラ・ロランという人物がいました。当時のボーヌは非常に貧しく、病人や貧困者であふれかえっていたそうです。そこでニコラ・ロランは私財を投じてこの地に病院を建設しました。それでも治療費を払えない人々がほとんどで、病人の数が減る事はありませんでした。
頭を悩ませたニコラ・ロランは、自分が所有しているぶどう畑をその病院に寄付し、そのぶどうから造られるワインを売って、その利益を元に病人に無料で治療を施しました。それにより病に苦しんでいた多くの人々が救われました。この慈善の精神に心を打たれた、他のブルゴーニュのワイン生産者達も自分のぶどう畑を病院に寄付するようになり、オスピス・ド・ボーヌはブルゴーニュ一帯にぶどう畑を所有する事になります。
19世紀から、それらのぶどう畑で造られたワインが公の場で毎年一回のオークションにかけられるようになりました。今でもこのオークションによって得られた利益はオスピス・ド・ボーヌの運営費にあてられています。また、落札したワイン業者はそのワインに「オスピス・ド・ボーヌ」という名前と独自のラベルを付け、世に送り出しています。
レゾネイトではこの慈善の精神に基づくワイン「オスピス・ド・ボーヌ」をごくわずかですが入手致しました。病院の先生や看護師さんなど、医療に従事している方々に特に飲んでいただきたいと思っています。
(タノリエ)
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投稿情報: hollister kids clothing | 2013-09-17 11:48