「ウサギが死んでたよ!」
いきなり書くには不吉な言葉ですが…自然散策イベントから帰ってきた支配人が教えてくれました。
火山の噴火で飛んできた大きな岩がゴロゴロしている場所があるのですが、その岩の下で息絶えていたとのこと。
「見に行く?」
動物の死骸を見るのは遠慮したい、と断りました。でもこれも自然の世界を知るいい機会です。勇気を持って、4人で向かいました。独りでは怖いですから(苦笑)本当に大きな岩の下で横たわっているウサギがいました。恐らく岩から落ちてしまったのでしょう。雨で滑ってしまったのかもしれません。外傷は見られず、変な言い方ですが、キレイな死にかたでした。まるで眠っているよう。
「あぁ…本当に死んでいるね」
ため息が出ました。自然の野ウサギに生きている形で会いたかったです。薄茶色の艶やかな毛並みを撫でてやりたくなりましたが、そのままそっとしておくのが自然界の掟。天国に行ってね、と心の中でお祈りし、去りました。
ホテルに戻ると、ジョニーの肩に葉っぱがくっ付いています。
「あっ、ジョニーちょっと待って」
ピッと親指と人差し指で摘むと、ウニッと動きました。
「えっ?いやっなに!?」
掴んだものを振り落とすと、葉っぱじゃなく尺取虫(しゃくとりむし)でした。
「もぉジョニー、何くっ付けて帰ってるんですか!!」
虫が大の苦手な私は気絶寸前。泣きたくなりました。時間が経った今でも指に感触が残っています。
本当に自然がいっぱいの久住です。
(ますちゃん)
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