久住は今日も風が強くて寒くなってます。
近年、あまり騒がれなくなりましたが、今年もいよいよボジョレー・ヌーヴォーの解禁となりましたね。
今年は11月21日(木曜日)午前0時に販売が解禁されます。 その味や香りは勿論のこと、フランス・ボジョレーワイン委員会が命名している品質評価のキャッチコピーは、ワインに詳しくても詳しくなくても楽しみですよね。ちなみに輸入量第1位は日本で、全生産量の約4分の1を占めているそうです。
今年、レストラン・メテオで楽しめるボジョレー・ヌーヴォーは“ジャン・クロード・ラパリュ”の『ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2013』です。一般的なボジョレー・ヌーヴォーとボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーの違いは、ボジョレー地区のなかでもより生産地が特定され、ボジョレー地区北側に位置する指定された38の村のみから産出された新酒につけられるのがボージョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーなのです。
作り手のジャン・クロード・ラパリュ氏はぶどう栽培はもちろんのこと、醸造に関しても自然の果実の味わいを生かすため、酵母や砂糖などぶどう以外のものは全く加えず、最高の品質を目指してワインを造っています。彼の作るヌーヴォーは喉の渇きを癒すような、新鮮なぶどうのアロマを楽しめます。
是非、お楽しみ下さい。 1グラス¥800円、1ボトル¥4200円
(写真は酒屋さんよりボトルをお借りして撮影しました)
ボージョレー・ヌーヴォー Beaujolais Nouveau
毎年11月第3木曜日に解禁される、特産品の新酒をボジョレー・ヌヴォー (Beaujolais nouveau) というのですが、以前はその年のブドウの出来栄えをチェックすることを主な目的としたもので、ワイン業者が主な顧客であったそうです。その後、解禁日をイベントとして、新酒として大々的に売るやり方が確立され、現在はフランスでも、日本と同じ目的で一般の消費者向けに売られているそうです。
ボジョレーは、ブルゴーニュの南にあり、ブルゴーニュのボージョレ地区は、面積は2万5千haで沢山の作り手がおり、それぞれが自慢のヌーヴォーをリリースしているため、どれを買っていいのか分からない程の種類が販売されているのです。
ガメイ種という葡萄から造られる、フルーティーで若々しく、柔らかな味わいは季節の楽しみとして、毎年世界中のワイン好きが待ちわびるヌーヴォーは美味しさを最大限に引き出すために、マセラシオン・カルボニック醸造法を駆使して造られています。
マセラシオン・カルボニックとは、急速で発酵させ短期間でワインに仕上げるために、ブドウを潰さずにそのまま発酵させる醸造法です。
よくワインは長く寝かせて熟成させると美味しくなると言われますが、通常のワインと異なり、ボジョレー・ヌーボーは熟成されると味が落ちてしまうため、できるだけ早く飲む方が良いとされています。
特に定められた賞味期限はありませんが、2~3ヶ月以内に飲むのがベストでと言われています。
フランスのワイン法で定められていますワインの分類のひとつに、AOCというというのがあるのですが、これは、「アペラシオン・ドリジーヌ・コントローレ」と言いまして、原産地呼称統制ワインとして分類されます。
ボジョレーはこのAOCで4つに分類されているのです。
まずは、地方名のボジョレー(Beaujolais)、そして、地区名であるボジョレー・シュペリュール(Beaujolais Superieur)、村名のボジョレー・ヴィラージュ(Beaujolais Villages)、畑名のクリュ・ボジョレー(Cru Beaujolais)という4つです。
AOCはフランスの中でも、特に最高級のワインであって、地方名・地区名・村名・畑名の順番に範囲が狭まり、生産地の単位が小さくなるほどに規定は厳しく、そして高価なものとなるのです。
ボジョレー・ヌーボーの種類が多く、価格が違うのはこういった理由があるのです。
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