8~9月に草原のススキの葉をちまきみたいな巣を作っています。名前は樺黄小町蜘蛛(カバキコマチグモ)と言います。日本で数少ない毒蜘蛛ですが、能動的に人間を噛むような事はなく、多くの蜘蛛と同じように性格は控えめで臆病。「カバキ」は樺色~黄色という色を表し、「コマチ」は小野小町からきていて、美しいからというのです。 カバキコマチグモはススキの葉の先を丸めて産室をつくり、その中で産卵します。そして、子グモが孵化し、ひとり立ちしていくまでそばでじっと見守っています。このときに不用意に母グモを刺激すると激しく攻撃され、かみつかれてしまいます。さて、子グモは孵化してしばらくすると脱皮をし、そしてひとり立ちしていきますが、そのときに母親の体を食べるそうです。正に、最高の家族愛。究極の愛のカタチですね。(シェルパ)
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