9日の日、西高東低の冬型の気圧配置の中 ホテルの玄関側正面に見える鳴子山の直登登山にボスを共立て挑んできました。行程はホテル⇒くたみ岐れ⇒鳴子山⇒白口岳⇒鉾立峠⇒佐渡窪⇒鍋割峠⇒くたみ岐れ⇒ホテルの約5時間コースです。
当日はホテル周辺でも10m近い北西風が吹いていましたが、登山道は南東向きなので直接風を受けないと思い決行することに。
ホテルを9時半に出発し、何時もの朽網渓流沿いから、山桜の園を抜けくたみ岐れ迄約30分。 くたみ岐れから100m程登ると赤いリボンを目印に、鳴子山への直登路分岐点があります。 その分岐点からはテープ目印を目当てに勾配約25度をひたすら高低差600mを登こととなります。 流石にボスは腹回りに10kg程度の余分な物を付けているので、だんだん遅れてきますが頑張って登られます。
6合目程度の場所で、真逆の登山者(70代近いシニア登山者)が下ってきます。 山頂を目指して登っていたけど山頂に通じる痩せ尾根付近に差かかると、20m~30m近い強風が吹いているので登頂を断念して引返して来ている途中の事。 その場でどうしようかと思いましたが、とりあえず痩尾根まで行くことにしました。 痩せ尾根に着くと、確かに半端な風ではありません、1歩間違えると反対の尾根底に落ちてしまいます。 私は体を地面に這わせ、風をまともに食らわない様に登って行きました。
途中からホテルを撮る
霧氷の大船山
痩せ尾根から鳴子山
痩せ尾根方面
1回目の難所を超えたのですが難所は1回では終えません、次は岩を越えるのですが岩を超えた先が強風の通り道・・・・・どうにかそこも越え、登山開始から約2時間で鳴子山に到着です。 初めての山頂でしたが風が強い為にゆっくりすることも無く白口岳に移動します。
白口岳途中から鳴子山
山頂付近は風は強し、冷え込みで霧氷の樹林帯です。 霧氷を楽しむことも無く、横風を受けながら白口山頂へ。 山頂では岩陰にて昼食休憩です、ボスが買ってきたオニギリを食べてると、ボスは0℃に近い気温の中でビールを飲みだしました。私にも勧められましたが流石に遠慮しました。
昼食を終えた後は下山です。くじゅう山系の中でも一二の厳しい登山路の白口登山道を下ります、ここも風が強く時々身を縮めながら下山しました。 鉾立峠からの下りでは、俄然ボスの足が早くなり・・・下りには重力も手伝い早い? どうにか5時間程度の山行でした。
鳴子山と登山ルート
※写真をクリックすると拡大します。
山行を終えて
数日前にボスと駐車場で山を見ながら話していて、急に決めた山行。 当日は強風と寒さとの闘いでの登山でした。 普段あまり登山者の少ない鳴子山直登路ですが、山頂付近の道は、登山者が通り易くするために枝切りもされています。 痩せ尾根はくじゅう山系の中でも珍しく険しい登山路でした。 一寸手応えのある鳴子山直登路、ホテルから一番近い登山路の意外な楽しみを覚えた山行でした。
副番頭
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